あらゆる可能性

腐れミステリ初心者の感想とか漫画とかのメモ帳

2月3日『僕のヒーローアカデミア 17』(堀越耕平)

 

 

「次の更新は十角館の殺人になりますねー^^」って言ってたのだーれだ

 

しーらない♡

ちなみに漫画はネタバレガンガンしていくんでご注意をば。

 

というわけでヒロアカ17巻感想です。

https://www.amazon.co.jp/僕のヒーローアカデミア-17-ジャンプコミックス-堀越-耕平/dp/4088813200

 

え?ヒロアカを読んでない?

 

ダメヒューマン。今すぐ僕のヒーローアカデミアを10巻ぶん買ってきなさい。個人的に10巻からがゾクゾクしてくるから。

いや。それ以前も面白いんですけれど。

 

副題は「ルミリオン」。

通形ミリオ。彼の在りようが緑谷出久に重なるのは偶然などではなく、意図されて描かれたものなのでしょう。勿論彼と彼らを取り巻く環境や仲間は違うものではりますが、恵まれない幼少期、血のにじむような努力、支えてくれる大人(先生)や仲間、ヒーローとしての価値観。それらは似通ったものになります。

私は通形ミリオは緑谷出久のifであり、ひとつの可能性なのでは、と考えます。身を挺して誰かを守る、それを全くいとわないヒーローの末路。(末路というと言い方は悪いかもしれませんが)しかし彼らの「それ」は決して良いことばかりではない。キラキラしたものだけではない。彼らのような、彼らがなりたいヒーローとはこのような結末にもなりうるのだと読者に語り掛けてきているのです。

とまあ 私の、通形ミリオを通したフィクション内における現実の話は置いておいて。

 

ところで。皆さんはどこで泣きましたか?(泣く前提)

私は通形ミリオの「痛い思いはさせない!」の場面、それに続く通形ミリオの困難を極めたであろう人生のコマ割りで涙がだばだばと溢れてきました。思いっきり掌の上でコロコロされてます。いいんです。コロコロされるのが好きで漫画なんて読んでるんですから。

 

だってそんなの、誰がどう考えても絶望でしかないじゃないですか。

彼のその個性は、彼が努力に努力を重ねて、ビッグ3とまで言われるようになるくらい、きっと私たちには想像もつかないくらいの大切な思いの塊なんですよ。それが、あんな形で。

それを踏まえての無個性での圧倒的不利な状況下での闘い。

緑谷が来るまでの、守りたいものを守る意思が折れない通形ミリオの姿はエリちゃんの心を動かすには十分だったのでしょう。

 

ここからは気になったキャラクターごとに頭の悪い感想をメモしていきたいと思います。ミリオは無限に書きそうだからやめとく。

 

緑谷 出久

俺らの主人公。今回の登場シーンは路地裏事件を思い起こさせる演出だったような。というのもピンチになったら現れる、というような曖昧なものですが。書き下ろしであろう通形ミリオのあの表情を見る限り、彼は誰かをきちんと救えているのですね。

個人的に、エリちゃんの個性を「とっても優しい個性」と言ってのけたのが最高に緑谷って感じでした。その後のそれ以上のスピードで~~~の部分には「ハ??????」ってなりましたけど。自分を大切にしてほしい。

 

ナイトアイ

通形ミリオのことを本当に大切にしているのだということを、再会の場面で痛感しました。彼のことを本気で誇りに思っているからこそ出た「凄いぞ」というセリフ。彼はほめてもらいたかったから頑張っていたわけではないのです、ですがそれならば誰がそんな強さを認めてくれるか。師であるナイトアイ以外に誰がいましょうか。あの戦闘後の通形ミリオを等身大にしてあげられたのはナイトアイだけだったのでしょう。あ、今思い出し泣きしてます。

 

エリちゃん

彼女はとんでもない境遇の中にいます。救われることさえ許されない、そういう呪いであると教え込まれたまさに地獄のような環境。嫌だという感情を出すことが罪である。そんな彼女が出会ったのが、ヒーローの卵たちでありました。彼女の「救われる覚悟」がいかに重く、重大な決心であるか。決心させたのは、彼らです。一人の女の子を地獄から引っ張りあげたのはヒーローの卵たちだったのです。

 

オーバーホール

いや…あの…めっちゃ顔とキャラデザが好みなんですよねこの…この人の…三白眼めいた目つき…ひょろっとしたからだ…潔癖設定…ペストマスクしたまつげ…極道設定いやめっちゃ好き…。

なのは置いておくとして。(たぶん堀越先生はこいつの見た目ウケがいいことも計算に入れている。にくい)

極悪人だなあ。やってることが本当に最低でなんと言ったらいいか…。勿論、悪役らしい筋は通っていて、極道設定というのもそれに拍車をかけているのだろうなとは思います。カリスマ性があり、彼の言っていることに嘘や矛盾はない。彼は彼で誰かを救ってきた人なのでしょう。組の威厳の復活、彼のいう「現代病」の治療。オーバーホールの狙いはここでいいんですかね。

今回のヒロアカ世界観悪役考えさせられるポイント(なにそれ?)は「個性なんか備わってるから夢を見る 自分が何者かになれると…」ですかね。ここらへんが今後関わてくるといいな。

 

音本 真

オーバーホールに救われた一人。なのでしょう。誰が何と言おうときっと彼にとって信頼できるのは彼しかいなくて。そして信頼されていると信じていた。彼の判断力、考え、共にキャラクター的にとても好きです。

 

本誌では爆豪が緑谷に話しかけたとなにやら話題になっているようです。話しかけただけで話題になる幼馴染イズ何。

正直めっちゃ気になる。本誌読みたい。でもキリないしかさばるから自制してます。

ジャンプコミックスはすぐ新刊でるからね!

 

 

というわけです。

次こそ十角館といいたいですがまた何か挟むかもしれないです。

積み本いっぱいあるからね。頑張ろうね。